☆ローズマリー

 朝から結構忙しかった。スーツ姿の次男を高速バス停に送って、今度は、長男と市役所に行き戸籍謄本の用紙をもらい、小為替を買いに郵便局へ。そのあと、電気店レンタルビデオ店、ドラッグストアー。それから、ようやく、香草喫茶ローズマリーの静かな空間でランチタイム。そこで、ヘルシーなカレーメニューの中から、ビーフカレーと茄子とカボチャのカレーを選び、食後にはクッキーつきのハーブティー。留学準備で神経質になっている長男も少し落ちついた気分になってくれたかもしれない。「むこうに行ったら、イタリアやスペインなど近郊の国をのんびりと旅したらいいじゃないの。そこで、ゆっくりと、将来の身の振り方を考えたらいいんだから・・・」というと、頷いていた。とにかく、今、目の前にいる息子は、食事をするたびに胃がキリキリとするくらいに神経が疲れているようだ。真っ黒になって、テニスが恋人だといってラケットを振り回していた頃とは違い、かけだしの研究者としての苦悩と責任のようなものを感じさせられる。

 夕ご飯の時間になっても、帰りが遅いと思っていたら、夫は、友人の窯元に寄って遅くなったらしく電話が入る。息子とわたしの試作品と、それぞれが、ショールームで気にいっていた花瓶とぐい飲みを持ち帰ってくれた。息子の灰皿は師匠のお手本通りなのだが、わたしのキャンディボックスは、ピカソのように独創的だった。思ったよりも、良い出来映え!作ったときは、底に穴があくかもと心配されていたのだが、しっかりとしたもので、形は、十字クロス&星形を組み合わせたとでもいうのか、爪楊枝で穴を開けてあるので小旗もたてられるし、さっそく教室で使えそう!
 
 *TeteのCDが届く

*ローズマリー■Romarin ローズマリー : フランス美食村