Bon sejour !

午前中は、ヨーロピアン・フラワーサークル「ソレイユ」にて、ススキをあしらったハンギング・フレームの「十五夜」という作品を仕上げる。前回は、プリザーブド&ドライフラワーの作品だったので、いつまで飾っていても枯れないけれど、今回は、お生花なのでそれが残念・・・しかし、作品を仕上げながらも、みんな、台風の接近情報が気になるのか、そわそわした様子で、「こんなことしてなくて、台風準備でもしてた方が・・・」という雰囲気が伝わって、会話の中にも、「帰りに電池とカップラーメンを買わなくちゃ・・・」とか、聞こえてくるのだった。そんな様子だったので、午後から、大学の研究室を訪ねていこうかという予定を立てていたけれど、もう一人の教授とのメールでの連絡もとれていなかったこともあったので、延期することにしたのだった。帰宅してから、A教授の研究室に電話を入れた。先日、奥様もおっしゃっていたが、ご病気の後遺症で本当に別人のようなお声で驚いたけれど、なんとか、会話させていただくことができ「卒論の持ち出しは可能なのでしょうか?」と伺う。「決まりはありません」という簡潔な回答だったが、嬉しかった。夕方になって、S教授が、夕方になって登校されたとみえて、ようやく返信メールが届いたので、研究室に電話しておく。専攻の先生よりも、話しやすいのは、まぁ、いろいろ、理由はあるのだけれど、学生時代に憧れていたというのも、ちょっとだけ、あるかな?他専攻の学生にもかかわらず、よく覚えてくださっていて、その先生のお口添えで、長い間、気になっていた「卒論」にもう少しで「再会」できると思うと、ほんとうに嬉しい。我が内なる魂の師、「R・Wエマソン」にも、時を超えて また、出逢えるようなそんな嬉しさがある。
 長男からは、テュールに到着して、ホームステイ先のおじいちゃんがお迎えに来てくださったという2度目の電話があって以来、音沙汰なかったが、ようやく、Gメールが入る。パリ近郊のテュールは、お城と多言語の美しい街らしく、無事、新しい環境に馴染んでいっている様子。英語を話すスペイン人の女の子達が多いらしいが、彼女達は、フランス語は、あまり話せないらしい。同期の奨学生のT大生が流暢にスパニッシュを話し、時々、息子がフランス語と英語で聞いたり話したりしているらしい。きょうは、市内観光とテストの一日みたいだ。一ヶ月間は、語学研修だから、しばらくは、大変だろうが、好調なスタートのようだ。
Bon sejour !