藤井日達師

 日印サルボダヤ交友会から『一天四海皆帰妙法』という藤井日達上人上寿記念として出版された本が郵送で届いた。夏にストーン・ウォークでであった2人のお坊様たちが、『一閻浮提』という本を読むと良いから、と紹介してくださった県内の日本山妙法寺のお坊様からだった。約束を覚えてくださっていたのは、嬉しかったけれど、贈られてきた本は、またしても違う本・・・(苦笑)・・・一度、お目にかかった時にいただいた本と同じなのであった。一通りは目を通していたのだが・・・それにしても、生前の藤井日達師にお目にかかることも、お名前を聞くことすらもなかったのであるが、ガンディー翁マハトマ・ガンディー - Wikipediaとも親交厚く世界平和運動に身を挺された素晴らしい高僧であったことが伺える。I上人やS上人が、とてつもなく、尊敬されていることからしても素晴らしく偉大な方だったのだと思う。日本山のお坊様たちは、明るくて陽気というか抹香くさくなく行動的であるところが共感できる。
 神道の家系に生まれ育った人間には、書かれている内容の中には、異議を申し立てたくなる箇所もあるにはあるけれど、宗教くささのあまり感じられないわかりやすい本である。しかし、本命の本でないのが、2度も・・・これは、何を意味しているのか? 単に手違い、記憶違い? わからないなぁ〜でも、とりあえず、御礼の電話を入れておいた。また、機会があればいつか、お寺を訪ねていってもいいしと思った。

ところで、息子から、昨夜、携帯電話を購入したからと番号をメールで知らせてきた。そのうち、南フランスに落ち着いて、ネットがつながれば、スカイプもあることだし・・・と掛けるつもりはなかったのだったが、その決意とは裏腹に、時差を調べたり久しぶりの国際電話の掛け方を確認したりして、気がつくとお昼にはダイアルを回していた。向こうは、まだ、朝で寝ていたのだろうか? フランス語での留守番メッセージらしき音声・・・
「ボンジュール!」と、ママの声を入れておいた。夕方になってから、2回目、掛けてみたら、「アロー!」と弾むよな元気の良い声が響いて、日本での携帯電話での応答よりも余程明瞭な音声が届いてきて会話できた。これから、汽車に乗るからと、一旦、切れて、また、かかってきたけれど、声が聞けただけで、もう、大安心。フュージョンだとフランスまで、一分30円。これで、また、へその緒がつながったというような安堵感は、何にも代えがたいと喜んでいる姿に夫は、あきれている(笑)