ここが好き

lyra2005-12-23

 大寒波到来で、予想以上の寒い冬だが、なんやかんやと行事や用事の多い年末で、日記も飛び飛びになってしまう。息子からは、世界遺産の地を訪ねてきたと美しい風景の写真など数枚が届いた。かも料理を堪能したということだった。ようやく、落ち着いた留学生気分を味わっているという感じだろうか?親としても、カリカリとした様子の報告を受けるよりは嬉しいし安心だ。
 きょうは、他教室の先生方と合同でやる場合でないときは、23日の天皇誕生日に行ってきた毎年恒例の「クリスマス会」を終えて、ホッとした。と同時に、恒例のこの行事も今年で最後なのかと思うと、子供達に心をこめて渡してきたプレゼントの袋ずめの作業にしても(これは、昨夜、プレゼントのラップのシール&リボンがけを夫が手伝ってくれて、そんなことは初めてだったので、夫も同じ気持ちを感じてくれているのかもしれない)、ケーキやジュースを用意するときのテーブルセッティングのときも、心がしみじみとしてしまった。子供達が、ビデオを見たり、ゲームをしたり、プレゼント交換をしたりする様子を眺めながら、心の中で「本当に、この子達を手放してしまう」ことに対して、申し訳ないような愛おしさがこみ上げてきてなんともいえなかった。実家の父のことだとか、2年間ずつの契約上のことだとか、一々書ききれないけれど様々な事情を同時にクリアーできる解決作ってないものだろうか?と一瞬でも立ち止まりそうになってしまった自分がいた。この子達のこと、好きな自分がいた。
 その上、幼稚園の時から来てくれてる生徒に「ここが好き!なの」と、つぶらな瞳で訴えるように言われたときは、涙がでてしまいそうになった。「お母さんが、やめたらダメっていうから、新しい教室に行くことになると思うけど、ここが好きなの」「ボクは、新しい教室には行かない。でも、ここだったら続ける」と、クリスマス会のあとで、前回のレッスンを野球と重なって休んだ子達だけを残して振り替え授業をしているときに次々言われて益々せつない気持ちになってしまった。