しあわせ家族

朝、メールボックス開封したら、こんなメッセージが届いていた。忙しそうな毎日で忘れていると思っていたので嬉しかった。

To: お母 さん
お誕生日おめでとう!
ママン(フランス語)はPCが大好きだから、僕のお祝いの言葉と日頃の感謝の
気持ちをグリーティングカードにのせて送ります。

帰省した折に改めて親孝行をしますね。
あまりネットに熱中しすぎないように、眼を悪くしますよ。
体調にも気をつけて。
では。


たいへんちゃん


さっそく、お返事。「たいへんちゃん」というのは、この子が幼稚園時代のあだ名♪

To: たいへん ちゃん
お誕生日、覚えてくれていてありがとう!!


○○というユニークな人物にも、母と息子という関係で出逢えたことに感謝し
ています。


いろいろ、思い悩むこともあるでしょうが、未来を不安に思わず、今をワクワ
クドキドキして生きること!幼い頃のタイヘンちゃんだったころの気持ちに戻
ってごらん♪


お母さん

午後からは、FFのラトヴィア受け入れ反省会。車を走らせていると、目の前を見慣れたナンバーの古びたBMW。クラクションを鳴らすと、右折した道の脇に停車して中から夫が、ムーミンパパみたいな優しい感じでゆったりと出てくる。お互いに「なんで、こんな所にいるの?」
「お誕生日だから、夕ご飯は、Kホテルでお食事しましょ♪」
まるで、デートを申し込むみたいなちょっとスリリングな瞬間っていうか、夕ご飯の支度を省きたかったんだけれど(その代わり、明日のお出かけに備えてコロッケをたっぷり作っておいた)とっても、素敵な瞬間だった。結婚する前に、「あるときふっと、振り返ったときに、この人と結婚して良かったなって思える瞬間があったらいい」って夫が言った言葉を思い出した。そのときは、そんなのちっとも浪漫チックじゃないし情熱的じゃないし、お見合い結婚ってつまらな〜いって思っていたのに、その言葉の意味がふとわかったような気持ちがした。
 FFのメンバーで、反省会をしていると、マナーモードの携帯が鳴る。席をはずして
受信すると、次男からだった。「お誕生日、おめでとう。でも、もう、嬉しくはないよね?(年齢のこと)」「そんなことないわよ。お兄ちゃんからもメールがきてたけど、こんないい子供達からお母さんって言ってもらえて幸せ」お誕生日のことは、少し前に、お父さんが長男に言ってそれから次男にも伝えるようにということだったみたいだ。次男は、コミュニケーション過多の長男に比べると電話もメールもあんまり小まめじゃないだけに久しぶりに話せて嬉しかった。

 夕方、夫と食事に出かけたけれど、いざ、ホテルのレストランの入り口でディナーのフルコースのメニューの前に立ってみると、あんまり、食欲が湧いてこない。それで、夫の行き付けのおすし屋さんへ変更。カウンターでにぎりを握ってもらいながら、そこのご主人とおかみさんと話しながら、なごやかなひととき。お誕生日だとわかると、おかみさんがお会計のときに小さな包みをくださって帰って開けてみたら、NINA RICCIのハンカチーフが入っていた。お誕生日、去年はお花でその前はケーキを買ってきてくれたけれど、今年は、なにもくれなかったのに、なんか幸せだった。帰宅したら、年老いた両親からも電話があり、さっきは、また、ご丁寧に長男がスカイプにて話しかけてくる。これ以上の幸せはあるだろうかとおもいつつ、明日もお出かけ♪