ヘナな日

 お友達とヘナの講習会に行ってきた。ヘナは日中の温度差が50℃ないと育たないので日本ではとれない。ヘナの原産地は西南アジア(ネパール、パキスタン、イラン、インド)北アフリカ(エジプト、チュニジア)亜熱帯地方ということで、3000年も昔からクレオパトラも使っていたということだった。また、生薬として伝承医学として薬として使われてもいるらしい。「すごく高貴なもので上流階級の奥様方と同じものを今皆さんは手にいれることができるのですよ。」といってその会社のヘナがいかに良いものであるかというご説明だったけれど、なるほど、これまでに、何種類か試してきた製品の中では、一番、粒子も細かくて上質のような気もする。お友達から紹介されたものの、詳しい使い方がわからなかったので、一緒についてきてもらって参加したのだけれど、2時間半にわたる休憩なしのお話と参加者の中から2名を選んでの実演は、なかなか、しんどかった。講師の方は結構お歳にもかかわらず、女性の健康のために天然のヘナを普及したいという情熱とヴァイタリティーに満ちていてすごいなぁ〜と思った。化学的な1剤&2剤といった従来のカラーリングだと男性は肝臓に女性は子宮に悪いものがたまってしまうらしい。普通のセミナーだったら、なるべく講師の近くの前の方に座りたい方だけれど、初心者ということで実演のモデルで前にひっぱりだされるのはイヤなので真ん中あたりにおとなしく座っていた。長い髪もそのまんまだと格好の餌食にされてしまうと思って、昨日は、わざわざ美容院で立てロールに巻いてお澄まし顔をしていたので、ちょっと疲れた(笑)
 帰りは、せっかくだからと毛利庭園を廻って近くの和風アンティークなお店でお茶をした。烏龍茶を注文したら中国式のセットで蓬もちと松の実がついてきた。お茶の蒸らし時間を計るための砂時計も!お友達は、クッキー付きの珈琲を注文して美味しかったといっていた。お店の窓からは、緑の木々の間から木漏れ日がうっすらと差し込んでいて、レースのテーブルクロスの上に透明なガラスをのせたテーブルに美しい陰影を与えていた。子供たちが幼稚園時代、モダンな建築のお友達のお宅を訪ねると広くて大きなガラス窓から明るい太陽の日差しが燦燦と降り注いで、それに比べると木造の日本建築の家なので昼間でも陽があんまり差し込まず薄暗い感じがしてイヤだったけれど、日本の美は、このうす暗がりにあるのかもしれないなぁ〜という気がした。実家も夫の家もいずれも本格的な日本建築なのでそれ以外はわからないのだけれど、湿気の多い日本には木の家が似合っているのかもしれない。夏至のきょうも、蒸し暑かったけれど、冬の寒さよりは心地よい。
それにしても、雨の少ない梅雨だなぁ〜田んぼの水は大丈夫なのだろうかと道中の田植えの終わった田園風景を見ながら思ったりした。

 KOTOHA|光透波|の八田さんから、ホームページ新設のメールがきていた。そういえば、八田さんは美容院を経営されているのだった。こないだ、カットしてもらうときには、ツアーを組んでいきましょうね♪と話したばかりだった。髪切りは、神切りにも通じるらしい。