感動の一日

 ストーンウォークのことを最初に電話で知らせてくれた、お友達と連絡を取り合って、11時から、参加することにした。参加させていただいて、本当に良かった。長崎から全日程参加される方々に混じって炎天下、市内を歩くことに多少の不安と抵抗があったのもなんのその、合流するポイント地点に近ずくと、向こうで手を振っている、3人の女性陣の姿、日焼け防止の工夫をこらした格好を見たら、すぐに参加者だとわかる。「あら、まぁ、その格好は・・・」「お久しぶり〜っ」て感じで、ワイワイと写真を撮ったり、イベントのチケットを渡されたり、なんやかや、情報交換してるうちに、アメリカ人と日本人のメンバー達の碑石を引く台車が見えてくる。合流すると、皆に歓迎される。道中、次々に参加者が増してくる。歩きながらの会話が楽しい。長崎からご夫婦で参加されている日本人のカップルの奥さんともお話する。また、今はアメリカ人と結婚してアメリカ国籍の元在日韓国人のヨーコさんとは、たくさんの会話を日本語、ときどき、英語でかわす。パワフルなおばぁちゃんだけれど、アメリカのいろんな大学で「本の書き方」の講座を担当されているらしい。よく、しゃべる人だった。お掃除の会の人たちのユニフォームの「凡事徹底」とプリントされたTシャツが、気にいられたらしくて、どういう意味かとか、どうやったら手に入るのかと質問される。 最後方からは、団扇太鼓を鳴らしながら「南無妙法連華経」というお題目を唱えて歩いている一団がいて、歩くテンポも慣れていてとても速い。その中のメンバーの若い女の子から「暑いですから、歩くのが遅いとペースが乱れるんです。ついて来れないようだったら歩道に上がってください」と、言われる。あとで、その彼女とも夜遅くまで、話すことになり、普段着の彼女は、とっても明るくて素敵だった。その時には、気がつかなかった3人の黄色い袈裟を身につけられたお上人様たちとも、あとで、親しくお話させていただくのだが、出家されたお坊さんへの既成概念をはずした。勿論、良い意味で・・・先頭あたりには、9・11の時に、突っ込んだ一機目の飛行機、2機目の飛行機でそれぞれ、夫や娘さんをなくされたアメリカ人。その中のお一人の女性の大学教授は、あとで、足をくじかれたとか聞いたし、もう一人の音楽家は、早めに帰国されるときいた。皆さんと、ほんとに、一期一会のストーンウォークの時間を共有したのだという実感がした。初めて、出会う人々や、日頃、顔見知りの活動仲間達の面々だったけれど、暑さも足の痛みも吹き飛んだ。そして、また、最後には、魂の出逢いが待っていた!!!こんな素敵な出逢いが用意されていたなんて。ありがとうございます。きっと、バガヴァンからのメッセージに違いないという気がした。・・・数え切れない今日の出逢いの中で、これから先もスペシャルな思い出として記憶に残るであろう日本山妙法寺の上人様たちとのプライベートタイムの語らいのひと時を終えて、帰宅する。
 人は感動すると言葉を失うものなのかもしれない。ありがとう!ありがとう!出逢えてありがとう!アクティブで素敵なお坊様たちやみんなの明日からの行程のご無事を祈りつつ・・・南無妙法連華経!
この日の取材は夕刊にでていた。昨夜、電話を入れたのもムダではなかったかな?