新しい次元

 I上人に『天上のシンフォニー』を、贈る約束だったので、郵便局へ。20日には、また、ニューヨークに出発されると伺っていたので、それに、できたら、15日の終戦記念日に届くようにと思って、窓口で、書籍小包み扱いにしてもらい、自宅で貼っていたのに足りない分の切手の値段を調べてもらったら、「日曜をはさんで、月曜になるんですが、いいですか?」と言われ、丁度、15日になるのでぴったりだと思った。それから、近くの産土神社(ご祭神は、厳島/宗像3女神様)にお参りをして、今回の、宮島でのことのご報告。神社でのエネルギーの流れが変化しているのを感じる。こればかりは、精神世界で「見えない・聞こえない」状態の(つまり、ヴィジョンが見えたりチャネリングができないという意味なのだが)わたしにも、わかる方法で教えてもらっているサインがあるのだった。
  帰宅して、しばらくしたら、そのI上人から、お電話をいただく。名乗られなくても、声を聞いたらすぐにわかったので「わかりますか?」と驚かれていた。相変わらず、声が枯れてしまわれている。そのとき、『マリアエネルギー』を読んでいたところだったのだが、いきなり、政治のお話になったので、頭の切り替えが大変だった。きっと、トンチンカンな受け答えになっていたに違いない。「ほかに話す人がいないんです」と言われて「憲法の問題、どう思われますか?」「このままだとファシズムになりますよ」と、心中のその激しい情熱をストレートにぶつけてこられた。お坊さんは、感情をださないと思っている自分がいるからなのか、そのストレートさに、戸惑ってしまう。同じ様なこの感覚に思い出した方がおられた。あれは、何年前になるのだろうか?やはり、憂国の熱情に満ち溢れた、住職様とお出逢いし、お手紙をいただいたり、お電話をいただいたりしていたことがあった。今のわたしは、以前とは思想的な方向が変わってきているのか、その方とは、会わなくなってしまったけれど。
 I上人との会話は、またしても、上人様に入ってきた電話で、打ち切られてしまった。6月2日に、ニューヨークを出て、8月20日に戻る予定を、最大限、延長して、31日にされたということだった。9・11の総選挙と関係しているのかもしれない。

夕方までには、『マリアエネルギー』を読み終えた。心地よい透明感のする読後感は、作者のイメージともつながっているような気がした。