コクーン

 たった今、レンタルDVDで「コクーン」&「コクーン2−遥かなる地球」を見終わった。夫は、1の方は、見たことがあるらしかったけれど、2の方は、初めてなので、一緒に見た。実は、現実の生活の中でも、人物の顔を覚えるのが得意ではないのだけれど、まして映画の登場人物は、3人の腕白?おじいちゃん達が中心だったということもあって、なっかなか、お顔を覚えられなくて、夫に笑われながら解説してもらいながら、ようやく見終えた。内容は、宇宙人や宇宙船が登場してくる割りには、「穏やかな作品だよね〜」と夫が、つぶやくほど、ゆったりとした流れだった。地球の3組の老カップルが、コクーンを通じて宇宙人に出逢うことから始まる、アドベンチャー・ストーリーとでもいっておこうかな?
 老化も病も死もないパラダイスのような別惑星に、宇宙船で旅に出たあと5年後、海底のコクーンを救出するために、一時的に地球に帰還してきたうちの何人かはパラダイスのような別惑星には戻らず、地球に残る。地球って、本当は、素敵な星なんだろうな・・・

 息子から連絡があって会話する。「寒くないの?」というと10月、11月はフランスは雨季でまだ暖かいらしい。でも、昨夜、新築祝いのディナーに招待してくださったお宅では、「寒いでしょう?」といって、暖炉に火を入れて迎えてくださったそうで、あちらでは、それが、客人へのもてなしのマナーだとか・・・
 フランスでは一番大きな銀行、クレディ・リオネのカード(「カルト・ブルー」というらしい)が、銀行口座開設手続き後、2週間してようやく届いたらしいが、それでも、小切手が解凍できない状態らしく、業務の遅さにあきれている様子。日本では、銀行は一番といっていいくらい敏速なのに、フランスでは、銀行全般的にそういう感じらしい。(中には行員が、仕事中にお菓子を食べながらという光景もあるとか。)
 学生証もまだ発行されてなくて、「今のところ、不法滞在者だよぉ〜」と、言っている。授業も、教授の話は全部はわからないからフランス語の辞書を片手に調べていたら、それが、めずらしいらしく向こうの学生との会話のきっかけになって話はじめたりすると、学生のいうことは、よくわかるので、それが救いらしい。
 食文化に関しては、フランスという国、特に南仏は本当に豊かだと言っている。「懐の広さが違うって感じかな?」という表現をしていたが、フランスは農業国だものね、自給自足率も高いらしいし・・・チーズも300種類くらいあって、本人、飲めないけれどワインやシャンパンも色々だそうだ。生活全般のリズムが、ゆったりとしていて、だから、お役所関係の業務の緩慢さは、仕方のないことなのかもしれない。