音霊の響き

lyra2005-10-29

 夕方から、「ひびきの森」にて奈良裕之さんのコンサート。開演前だったので、演奏される楽器の前で準備をされているところだった。奈良さんにお逢いするのは、今回で、3回目だった。覚えていてくださってるだろうか? 「お久しぶりです」と御挨拶したら「どこに住まれているのですか?」と聞かれた(笑)「最初は、熊野でしたっけ?」と奈良さん、「いえ、京都のラシクウシャのオープニングのときで、あのときは、樹里庵がお世話になりました・・・」「そうそう、保護者をされてましたね(笑)」「そのあと、出雲、ガイアシンフォニーのとき、ボブ・サムさんと競演されたとき・・・」Sさんが、また、京都に戻られたこと、2番目のお子さんが生まれたこと、を伺って、へ〜って感じ。出雲のYさんの話もでてきたり、なんやかんやとお話した。明日は、松江、そのあと沖縄だそうだ。
 奈良さんのライフワークは、福祉施設や教育施設や病院などで演奏されたり、神社やお寺、遺跡などで奉納演奏をされたりすることらしい。昨年の5月は、ニューヨークのグランド・ゼロでも、コンサートをされたらしい。ベジタリアンで瞑想を長年されている。そのせいか、いつお逢いしても精妙で静かな波動を感じる。一時間半に及ぶ演奏は、なんて表現したらいいのだろう?世界各地の楽器を駆使された即興演奏なのだけれど、それに身体的な動きが加わって、矢を回されるときには、なんとなく、ブッシュ・マンだとか、跳躍されてるときには、クロコダイル・ダンディーを連想してしまった。ヨガでもされているのだろうか?身体の動きがすばやくて軟らかそうだ。
 購入したCDにサインをお願いしたら、筆ペンで絵を描かれた。他の方のを見たら、漢字で書かれているようだったので伺うと「月と星と太陽」ということだった。インスピレーションで湧いてくるのかな? 「銀河の署名、赤い太陽の月なんです」というと「伊勢神宮で、ホゼの講演のあとに、演奏しました」と言われた。お話してたら、のこちゃんが、ようやく、遠慮がちに近ずいてきて、サインを申し出る。彼女は、気の流れとか敏感なので、奈良さんの側にいると気持ちがいいといって、喜んでいた。「握手してください!」と彼女がいうと、「ハグしましょうか?」と奈良さん。「のこちゃん、よかったわね」とまでは、言えたけれど「最初、チラシの写真だけ見て、今回は、いいわ・・・と言っていたけれど、 奈良さん、素敵な人だと言ったのは、ホントだったでしょ」と、こころの中でささやきながら、幸せそうなのこちゃんを見守った。奈良さんに今度お逢いできるのはいつだろう?と思ったら、12月の神戸でのチラシをくださった。といっても、けして「追っかけ」ファンというのではなく、これまでいつも偶然だったんだけれど、だんだん、ご縁を感じてきたという感じかな?ヘンプの中山さんとは、お逢いになられたことはないそうだけれど、それが不思議な気がするくらいつながってそうな気がするのに・・・
 それはそうと、のこちゃんたら、すっかり、奈良さんのエネルギーにメロメロなんだから!(笑)「奈良さんの旅のお供についていけば?」とか、「また、12月のコンサートで、逢いにいけば?」と冷やかして言ったような気がするなぁ〜(笑)「人は強くないから、支えあって生きていくんです。」と、のこちゃんに優しい言葉をかけてくださって、優しい方だなぁと思った。というか、そんなにも、彼女の内面は、孤独な傷ついた状態に今でもあるのだろうかと思うと、自分は、何の力にもなれてないみたいで、そんな彼女をほんの少ししか理解できずにいる自分が、情けないような気がした。
「まず、自分のコップを一杯にすること。そしたら、あふれてきます。」と、奈良さんが、彼女に言われているとき、「そうだ、この言葉・・・」と思い出した。はぁちゃん!だった。 きょうは、向かう途中でとんだ事故に出くわしたらしく、参加できなかったようで残念だった。きっと、偶然のようでいて、意味があるのだろうか? 来るように予定していたということも、りえさんから伺うまで知らなかったくらいだから、最近、すっかり、疎遠になってしまっているけれど、忘れてたわけじゃない。思い出さなかっただけ(笑)いつか、また、楽しく、語り合いましょうね! もう、絶交っていわないから・・・でも、また、逢えば、「アホ〜」って頭を叩きたくなるかもしれない。今度は、ディクシャするように優しくなでてあげようかな?