立冬

 暦の上では、きょうから冬だと朝のTVニュース。お世話になっている人に贈りたいから日本のお酒を送ってほしいということなので、朝から、お買い物。やはり、日本酒は、寒い地方のものが美味しいとのことで、新潟の菊水のいう銘柄の大吟醸を選ぶ。ついでなら、2本くらいと思ったのが、欲張りだったのか、海外に送れるようにパック包装したものを郵便局の窓口までもっていっていくと、大きな辞書みたいな本をドーンと奥から出してきて、まず、送れるかどうかのチェック、アルコール度、22パーセント、2リットルまでだったかな?なんだか、規定があるみたい。なんとか、クリアできそうと送料を聞いて、中身の2,5倍近くにもなるので、びっくりしてしまう。おまけに、割れ物扱いもしないのだそうだ。一応、EMSの送付用紙をもらっては帰ったものの・・・夜になって、夫に相談すると、置けるものだから、今度、もっていけば?ということになった。(今度って、いつか未定だけれど)2本は重そうだから、1本は、実家の父にプレゼントしよう・・・・夫の家系は飲めないから、義父には、向かないし。フリーダイアルで問い合わせたクロネコの海外受付では、酒類の発送の取り扱いはないというそっけないお返事だった。
  明日は、研修。本当は、22日が締め切りの提出書類、郵送してない。担当のKさんの優しい思い遣りなのだろうか?なんの催促もなく、きょうは、LDやADHDなど日常の指導で困る生徒への対応などの特別講演会の御案内のチラシが送られてきた。うちのようなささやかな教室でも、この十数年の間で、ほんとうに目に見えて生徒達が変化してきている。大げさかもしれないが、これは、憂えるべき社会現象の一端かもしれない。いつもは、深刻なことは、あえて、触れないでいるけれど、教師の意欲を削いでしまうような手のかかる子もいる。そういう時こそ、腕の見せ所には違いないが、コンピュータでいうと制御不能って感じ。優しいことで有名だったのに、必ず、一度は、怒ってしまうクラスがある。あの落ち着きのなさは、何?なんか、イライラしてしまう。これまでになかった感情。どうやら、今回のチラシから察しても、これは、単なる末端の一教室のみの現象ではないのかもしれない。先日、Oさんとお話したときも(彼女は、産休や病欠の先生の代理の臨時採用の教師や、また、不登校の生徒を自宅で預かって指導されたりしておられるのだけれど)先生の方が、病気になってしまうケースがあるみたいだ。なんとなく、わかるような気さえする。精神世界では、インディゴチルドレンインディゴ・チルドレン―新しい子どもたちの登場ADHDが、症状が似ているから、間違えやすいので指導をあやまらないようにとか、書かれていたけれど、なんだか、そういうのとも違っているように思う。共働き家庭が増えたり社会環境の変化に伴う情緒の不安定とでもいうのか・・・女性の社会進出と育児の問題。自分自身、社会進出しないまま、家庭の人となり、ある時期、子育てに明け暮れて、まるで、トンネルの中にいるような時期を過ごしてきたが、今、成長した息子たちを見ていろいろと母親として足らなかった点を反省することは多いけれど、幼年期、少年期のあの時期を一緒に過ごせたことは、目には見えないけれど大きな宝物だという気がする。その分、あせりや葛藤もあったけれど、今となっては、後悔はない。自分自身の時間は、これから、たくさんあるのだから・・・