ミステリアス、日本

朝、スカイプ通信が入り、息子からだった。電話回線をつないで、ネットに接続できたのもつかの間、日本からもっていったノートパソコンと現地のモデムとの相性がうまくいかずにいたのだが、それも解決して、ようやく、ゆっくりと話せた。そのときに、アパートの大家さんのマダムが親切にしてくださったみたいで、お酒を贈りたかったみたいだが、郵便局でも割れ物扱いしないし、クロネコでも酒類は扱わないと伝える。明日は、第一次大戦の休戦記念日(アルミスティス・グランディール)で、祝日とか、つい、こないだも、祝日だといっていたような気がするが・・・昨日、おじいちゃんから、電話があって、フランスでの暴動のニュースが報道されて心配してたから、そこは、学生街なので安全だといっておいたと伝えると、祖父母には、お手紙を送っておいたから、そのうち、届くはずだということだった。自宅からなので、ゆっくりと話せるせいか、ひとしきり、日本の評判についての話で、ようやく、あの子らしい知的な会話ができるようになった。それくらい、着いて直後は、落ち着かなかったのだろう。とにかく、フランスでの日本の評判は、テクノロジーと伝統のある国ということでアカデミックな人たちの間では、ミステリアスな国、日本は、興味深々の対象らしく、日本を悪くいうのは日本人くらいだということだった。江戸時代にしっかりとした制度がありオリジナリティがあったからこそ、明治以降、猿真似ではない近代化を達成することができたのだという見方をされるらしい。それとか、新聞のレトリックではあるけれど、日本の代わりとして、主語に、「東京」をもってきて、次に「日の出る国」と重ねて続けるらしい。因みに韓国は、日の穏やかな国とか落ち着いた国、日の没する国は、オランダということらしい。
 滞在許可証の申請のために、AIUの控えがいるかもしれないから、送ってほしいということなので、書留で送る。