ドイツのキリスト教と文化

lyra2005-12-14

エクステンション、『ヒューマン・スクール(宗教と文化)』の最後のしめくくりは、サビエルセンターのルドルフ・プロット神父様。大学で外国人教師として26年間、教鞭をとられていたこともある。ジュマリ・アラム先生のときといい、おもしろい内容の講座のときに限って、遅刻してしまう(笑)でも、プロット先生からのエネルギーは充分に伝わってきた。ドイツには、verendenn (動物の死)とsterben(永遠の生命への入り口)という、2つの意味をもつ死という言葉があるということだった。喜びは永遠に続くので、老いることに絶望しないで生きる喜びを感じる。『星の王子様』の物語にでてくる泉は生命の象徴。人間は、永遠に生きるために生まれた。永遠の生命は得るものではなくて与えられるもの。時期的にクリスマスが近いので、サンタクロースとクリスマスの関係についても・・・元々、サンタクロースというのは、3世紀にミラという街の司教で殉教者だった人が社会福祉のために、子供達に主に食べ物をプレゼントしたのが始まり。Xripe(クリッペ)=飼い葉桶という意味があるらしい。336年にローマで最初のクリスマスが祝われ、813年にドイツで12月25日に決まったそうだ。当時、ゲルマン民族は、21日〜22日にかけて、光が闇に勝つ祝いをしていたので、それに合わせて、光を迎える祭りとしてクリスマスを祝うようになったらしい。神父様、手作りの月の形をしたクッキーをを受講生、一人ひとりがいただいた。あと、シュトーレンもセンターに寄れば用意されているというお誘いだったけれど・・世の光としてのロウソク、クリスマスから数えて4週間前の日曜からイブまでのアドベント待降節」期間中の4本のキャンドルのこと、本物のサンタクロースが顕れたときの写真(神父様のジョークだけれど)など、身振り手振りの熱い講義だった。終了後、前々回の講師だったお坊様(といっても背広姿)も受講されていたので、いろいろお話を伺った。講義中は、ハイ・テンションの感じがしたけれど親切で話しやすい方だった。近くにプロット神父様(同じく背広姿)がおられたので「イエス・キリストの昇天、アセンションが、個人レベルではなく、今、地球レベルでおころうとしていて、アセンションの大バーゲンって御存知ですか?」と、話しかけたら「勿論!そうです!イエス様だけじゃありません。そうやって、みんな神の光の元に帰るのです。マリア様だって・・・」というところで、他の方が話しかけてこられてその話は中断! 今回は、一応「修了証書」をいただいて、一旦、終了。しかし、今回、お出逢いした講師陣の方々とは、今後もまた、ご縁があるような気がしている。わたしのお役目とも関係ありかもしれない。今は、何も具体的にわからないけれど・・・