はりはりって?

lyra2006-02-12

 午後、今回は、ギャラリーとして開放されている『はりはり』宅を訪ねる。1月に風天百姓放浪記展を開催された、しんちゃんこと北原慎二さんから御案内をいただいていたというのと午後からは家主のはぁちゃんが夜勤明けで在宅というお知らせだったので万障繰り合わせて(笑)他にも2箇所から御案内の用件があったけれど、どちらも国際的な集まりで今回は何故か純日本風を選択したという次第・・・ところが、入り口から入ろうとしたら、どうも日本人じゃない雰囲気の2人の若者と女性と出くわして「Where're you from?」という会話から始まる。香港から来ている2人の男性と案内役の女性だった。しんちゃんも、さっそく果敢に英語での会話を開始。2人は、宮島と萩の観光を終えたところらしかった。しんちゃんは、「自分が日本で案内したい所と聞かれたら、宮島と萩と京都をお勧めします」と合わせているのかどうかはわからなかったけれど、まぁ、とにかく会話は盛り上がっている様子だった。家主が見当たらないので作りつけの書棚の本を眺めていたら、結構、共通の読書傾向があることを再確認。求道的探求の結果としての「アホ道」に至るのかナゾだなぁと思っていると、はぁちゃん登場。「おいっす!」と夜勤明けの疲れも見せず元気そうにしてるけれど、寝てないんだなぁ〜と思う。それから、駐車場で一旦すれ違った若者2人が昼食を終えて戻ってきたり、5月に長屋和哉さんのライブを企画されてるレインさんが訪ねて来られたり先客万来。はぁちゃんが、チベットで買ったシンギング・ボールやチベタン・ベルを持ってきたりして、皆、思い思いに音を奏でて楽しんだ。若者のうちの一人は、上海でであった旅仲間だそうで、2人とも、そのときの想い出を懐かしんでいる様子でもあった。その間にも、電話が鳴って、NHKから、画家さんの取材に来るという話。いよいよ、カメラマンとアシスタントと記者さんの御一行が訪ねてきたのだけれど、その記者の女性が家主のはぁちゃんに取材してるのをすぐ側で茶々を入れながら楽しんだ。「はりはりって何ですか?」「いや、よくわからないんですが、ママさんグループの人たちが会合場所として使ううちにそう呼ぶようになったみたいです」と、はぁちゃん。「いえ、違うんです。この家主さんは、ときどき、チベットやインドに家族を置いては放浪の旅にでるので、家に帰ると、針のむしろだから、はりはりというのです」と教えてあげた。「うまい!」とはぁちゃんが言った。それからが、おもしろかった。その女性記者も旅好きでフィリピンからインドのダージリンを訪ねたり、フィナツボ火山の近くに住んでるアエタ族を訪ねたり、通常の観光ルートではない旅の達人なのだった。借金を返すためにNHK入り?して、そろそろ、返せそうなのでやめたくなってきてるけれど、もうちょっと貯めてから・・・なんて(笑)はぁちゃん、すっかり、意気投合した感じで心を奪われた?様子。アハハ・・・夕方まで、いろんな人たちが出たり入ったりして賑やかな「はりはり」さん宅でした。帰るとき また、しんちゃんの絵を買って丁寧な署名をいただいたけれど、ほんとに、素朴で温かい良い絵です。(写真は、取材を受けている水彩画家のしんちゃんです)

 会期 2月11日〜16日
    (10:00〜17:00)

 場所 はりはり

 内容 水彩画の個展
    (入場無料)