お見事!女子フィギア
◆◆◆◆◆ 英文今日の一言 Quote of the day ◆◆◆◆◆
一日一錠、心のビタミン 2006/02/24 第313号
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●Quote of the day
After I became the world champion in 2004, I continued to skate
but I was very confused. I wanted to keep going until I felt satisfied
with my skating. I'm very glad now that I did choose to continue, and
grateful to those who helped me.
Shizuka Arakawa
skater
●解説コーナー
今日は、トリノオリンピックの女子フィギアスケート部門で見事金メダルに輝いた
荒川静香選手の言葉を紹介します。
「2004年に世界チャンピオンになった後も、スケートを続けましたが、私は
とても戸惑っていました。私は、自分のスケートに満足するまで続けたかったのです。
私が続けることを選んだことに対し、今はとても満足していますし、助けてくれた方に感謝しています。」
●コラム
今日は、朝方、荒川選手の出番が次という時に目がさめました。落ち着いた感じの
荒川選手は、ひとつひとつ感情豊かにスケーティングを見せてくれました。
情緒豊かに、そして、これぞ荒川ワールドといったものを披露してくれました。
それは、日本人がひいき目に応援するのではなく、国籍に関係なく多くの人を
惹きつけました。
オリンピックの舞台で、一人だけ異次元でスケートをしているようでした。
結果は、ほとんどミスらしいミスもなく、2年ぶりの自己ベストを更新し、
表彰台の一番高いところへ届きました。
スポーツは,心、技、体と言うけれど、これに、運がなければ、女子フィギアで
金メダルにはたどり着けないでしょう。荒川選手には、その道が見えているよう
でした。
スルツカヤもミシェル・クワンも、オリンピックでは、銀と銅でした。二人は、それぞれ、何回も全米チャンピオン、欧州チャンピオンに輝きましたが、4年に一度のオリンピックでは、金を手にする事ができませんでした。
もちろん、二人は世界のトップフィギアスケーターであることは、誰もが疑いの余地はありませんが。
今回の荒川選手のショートプログラム終了時点で、僅差の3位につけていた事が、
あまりプレッシャーにならずによかったのかもしれません。でも、あの堂々とした
スケーティングを見ると、プレッシャーをものともせず、文句なしの優勝といえる
でしょう。
人生最高の時とは、この優勝の瞬間であるかもしれませんが、この瞬間も時間は止まらず流れていきます。荒川選手は、今後競技スケートをやめたとしても、この魅せるスケートを見せ続けてほしいと思います。
日本人選手では、村主選手は、「情熱」を全世界の人に伝える事ができたのでは
ないでしょうか。長島茂雄ではないですが、「記憶に残るスケーティング」であったと
思います。
安藤選手は、今回が本当の意味でのスタートになった大会ではないでしょうか。4年後、8年後は、どこで何をしているのでしょうか。女優に転向の道もあるでしょうが、スケートの世界で花が開いたらと思います。いろいろ考えさせてくれたし、楽しめた女子フィギアスケートでした。
(Webサイト: http://www.quoteoftheday.biz より転載)