プリザーブド・フラワーのドームケース

lyra2006-04-03

 今回のフラワーサークルのレッスン課題は、久々のプリザーブド・フラワーで、花材も、バラだけでなく、デンファレカーネーションなど多彩な新素材の組み合わせを楽しんだ。とはいうものの花材にあわせたワイアリング(クロスメソッド、ピアスメソッド、ルーピングメソッドetc.)は、なかなか、細かい神経のいる作業だったので、ドームケースの蓋を覆ってリボンがけが終わったら、ほっとした。材料屋さんの配達の手違いでフローラルフォームの足元をカバーするためのモスという素材が届かなかったのは、ちょっと、残念だった。

 ところで、4/1の日記に引用させていただいた石橋上人からのメールの中の「サクラ舞い」の前には、2つの記事の引用がありますので、補足しておきたいと思います。

そうして今ここに、二つの記事の紹介を。

リバーベンド のつぶやき  3月28日  確認出来ないこと・・・ バグダット バーニングより



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「あの女性を見てごらん−息子さんを見つけたんだ。彼らが息子さんを確認しているのを見たよ。頭に銃弾を受けていた。」その女性はもがき続けていたが、突然彼女は足もとに崩れ落ち、彼女の慟哭は午後を満たした。驚くほど暖かい日だったのにもかかわらず、私は急に冷えてしまった指を覆おうと袖をひっぱった。

私たちはずっと様々な場面を見ていた。深い悲しみ、怒り、失意など、そして時々、彼らが最も怖れたものを見つけなかった時に見せる一種それとわかる安堵。悪臭に涙しながらも、彼らが入って行った時より少し足どりが軽くなって遺体置き場から去っていく時、愛する者を引き取るという心配から一時的な猶予を与えられて...

午後9時51分 リバー

(翻訳:ヤスミン植月千春)


慟哭によって満たされし午後、そして一時的な猶予を与えられて・・・新たに歩み続けんとする、その姿とは、はたして、いつの、そして何処での出来事なのでありましょう。

あるいは、それは明日の日本の姿とならない保障はありません。


そうして、もう一つの写真展からの紹介を。

リベリア

2003年、20万人以上の犠牲者をだし14年間続いた泥沼の内戦が、終わった。
政治家達は利権のために子供に銃を持たせ、善も悪の区別もない、混沌とした暴力の世界。
内戦後、残された物は、破壊された大地と人々に深く刻み込まれた心の傷だ。
食べ物の事が原因で両親を殺した元少年兵。 妊婦の腹を裂いて殺し、自分自身も狂ってしまった元兵士。
今、彼らは、糞尿が垂れ流しの施設の中で鎖に体を繋がれ一日中、闇の世界を凝視し続けている。
彼らは一体、誰のために、何のために、戦わなければならなかったのか?
人間が、人間を殺す。 
戦争は、人間を人間でなくさせることだと思う。
まだまだ力不足だが、写真によって、伝えられない闇の世界に皆が少しでも気がつき、光がさせば嬉しく思う。

写真・文 亀山亮

http://www.shomeido.jp/gallery/contents/exhibitions/exh2006/200603kameyama/200603kameyama.html